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そもそも京都は三方を山に囲まれ、何本もの川が流れ込んでれた扇状地の盆地です。だから、どこからでも山並みが見え、四季折々のの景観にはっとさせられます。それに少し歩けばすぐに、清涼な流れに出会う美しい場所なのです。

高低差があるので、北に行くほど景色が良く水もきれいでした。だから松ヶ崎は平安京が作られた時に奈良の平城京から百件の百姓を呼んで住まわせ、皇室向けの米作りをさせたのが松ヶ崎村の始まり、という話があるのです。おそらく御所からの眺めが良く、松の茂った虎の背山とそのハート型に見える田園地帯の麓の村が、京都のお庭のようにみえたことでしょう。多くの和歌や物語に松ヶ崎が登場することからも分かります。「松ヶ崎」の地名も虎の背山の景色から名付けられたものと考えられています。

たなひかぬ  時こそなけれ秋も又
松ヶ崎より 見ゆる白雲
紀 貫之

1931年、京都市に編入されて以来下鴨から次第に北の松ヶ崎へと住宅地が広がり、農地が減っていきました。
松ヶ崎ののどかな田園風景がめっきりすくなくなりましたが、周辺に多くの文化施設が造られ、新たな 時代の顔を持ち始めています。また松ヶ崎は、地下鉄烏丸線と京福電気鉄道に挟まれて交通の便の良い所です。

平成23年度からは、保険所を併設した左京区総合庁舎が開設しました。

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「松ヶ崎学区~伝統を未来へ」マップを以下に掲載しています

※画像はPDFファイルにリンクしています。